今回は短編。
酔っぱらってるおっさんは、
だいたい話の細部が無茶苦茶である。
今回、尼崎の串カツ屋さんで出会った
酒モン(酒を飲んでて捕獲したモンスター)
もそんなおっさんだ。
その日は土曜日、時間は17時前後。
店内では大相撲の中継が流れていた。
おそらく60過ぎのそのおっさんは、
相撲を熱心に見ている。
そして、そのおっさんは突然、
こちらに話し掛けてきた。
「兄ちゃん、いくつ?」
いきなりすごい質問だ。
「兄ちゃんの頃の横綱だれ?」
矢継ぎ早に質問が飛んでくる。
ただ、“ 兄ちゃんの頃 ”がいつのことなのか、
全く分からない。
今なら朝青龍(当時)だが、
小学生の頃なら千代の富士だ。
いつの時代のことを言えばいいのかと
こちらが答えに詰まっていると、
「兄ちゃん、相撲、知らん?
俺、相撲好きでな。子供の頃から見てるけど、
俺が今までに見た中での強い横綱は
この3人が四天王や。」
四天王やのに、3人なんや!!
驚いているとおっさんがさらに続ける。
「まぁ、双葉山は見たことないけどな。」
“ 俺が今までに見た中で ”って言うてたのに!!
酔っぱらってるおっさんは、
だいたい話の細部が無茶苦茶である。
今回捕獲した酒モン
・誤解タイプ
・レア度・・・☆☆☆